【レビュー】「赤いモレスキンの女」を楽しむ5つのポイント

あらすじ

ロールはパリのアパルトマンに猫と二人住まい。ある晩友人宅へディナーに招かれた帰り、マンションの入り口に入ろうとしたときバッグを引ったくられてしまう。

ローランはパリで本屋を営んでいる。ある朝、行きつけのカフェへ行く途中に女性もののバッグを拾い持ち主に直接返そうと決める。バッグには財布も携帯も入っていなかった。手がかりはパトリック・モディアーノのサイン本に書かれた名前(ファーストネーム)だけ。ロール。

「ハバニタ」の香水瓶、エヴィアンの小瓶、エジプト象形文字のキーホルダーがついた鍵、赤い手帳モレスキン手帳。バッグには女性の人生を語る品々が入っていた。

赤い手帳には美しい筆跡で、時にユーモラスに時に切ないタッチで好きなこと、嫌いなこと、怖いことなどが綴られていた。

ローランはバッグの中身を一つずつ手に取り、手帳の中身を読み進めるにつれ持ち主の女性に惹かれていく。

バッグの持ち主をつきとめるミッションはいつの間にか愛のミッションに変わっていた・・・。

パトリック・モディアノのサイン本とモレスキン手帳など、人生を語る貴重な品々をバッグに入れて持ち歩く女性はどこにいるのか?バッグを見つけて届けてくれた、書店を営む男性は誰なのか?

まだ見ぬ相手への恋心と身元探しの探偵ごっこが、ロマンティックな出会いに繋がるまでが魅力的に語られています。

『赤いモレスキンの女』映画化

映画の版権はUGCが買い取っています。

その後の制作の進行状況については分かり次第お伝えします。

赤いモレスキン手帳

モレスキン手帳の魅力は至るところで語り尽くされています。

このブログにも記事がありますのでお読みください。

モレスキン手帳を使ってのレビュー

モレスキン手帳とバレットジャーナルを使い比べのレビュー

この作品を読んだのきっかけは実はこの作品でした。映画でよく登場するモレスキンですが、小説にでてくることはないの?と思ってネット検索したのが1996年頃のこと。ヒットしたのがこの作品でした。

作品のタッチ

冒頭のシーンで推理小説の世界が、その後はロマンス小説の世界が味わえる作品。ハンドバッグをめぐる男女の出会いを描くロマンチックなところは、ハリウッド映画さながら。

ボリュームは200余ページ、2〜3ページごとに章が変わるなど、テンポよく読めるボリュームです。忙しい方、よく中断する方でもサクサク読めます。

評価

2017年にイタリアのジュゼッペ・アゼルビ大賞を受賞しました。

ジュゼッペ・アゼルビ賞

フランス語以外の言語への翻訳

日本語版

翻    訳:吉田洋之(よしだ ひろゆき)1973年東京生まれ。

       パリ第3大学学士・修士課程修了、同大学博士課程中退。

       フランス近現代文学専攻。

       訳書にアントワーヌ・ローラン『ミッテランの帽子』

       エリック・フォトリノ『光の子供』がある。

ブックアート:北住ユキ1959年大阪生まれ 東京育ち 東京在住

       書籍装画、挿絵、絵本、web媒体などで活動中

英語版

「The Red Notebook」のタイトルで出版(翻訳はJane Eitken ・Emily Boyce)。Audible版もあります。

ドイツ語版

”Liebe mit zwei Unbekannten”のタイトルで出版(翻訳はClaudia Kalsscheuer)。Audible版、CD版もあります。

イタリア語版

”La donna dal taccuino rosso”のタイトルで出版

スペイン版

ポルトガル語版

作者アントワーヌ・ローランのプロフィール

こちらをご覧ください

作者アントワーヌローランのほかの作品

こちらをご覧ください

本のご購入方法

紙書籍を下記からご購入いただけます↓

電子書籍を下記からご購入いただけます↓

赤いモレスキン手帳(ポケットサイズ)のご購入はこちらから↓

まとめ

アントワーヌ・ローランの5作目の作品の「赤いモレスキンの女」。今回はモレスキン手帳が恋の謎解きに一役買うという大事な役どころです。

前にも書きましたが、5年ほど前モレスキン手帳が映画によく登場するのを見て「モレスキンが出てくる小説はないかしら?」とネットで検索しました。そして見つけたのがこの作品。それから「ミッテランの帽子」・・・と続けてこの作者の世界をずっと楽しんできました。レビュー記事を書いていますのでぜひお読みください。

ゴッホやヘミングウェイなど昔から作家や学者などの著名人が愛用していることで知られるモレスキン手帳。この作品の影響でしょうか?次は赤い手帳を買ってしまいました。どんなことをメモしていくか楽しみです・・・

いかがでしたか?皆さんにもぜひこの作品をお楽しみいただければと思います。

では次回をお楽しみに!!A bientȏt!

和泉 涼

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