名探偵ポワロ『5匹の子豚』(アガサ・クリスティ)オーディオブックと楽しむ世界の名作

本とオーディオブックで楽しむ名作

Five Little Pigs by Agatha Christie,a Hercule Poirot Mystery

Blogmas Essai 22

エルキュール・ポワロはカーラ・マーチャントと名乗る若い女性から16年前に起きた殺人事件の再調査を依頼された。画家だった父親が殺害され、母親が容疑者として裁判にかけられ有罪になった事件だ。

カーラは事件が起きるとすぐにカナダの親戚の元へ行かされ、成人するまで事件の真相を知らされていなかった。母親は判決がくだった1年後に獄死していた。

ロンドンに戻ったカーラは母が自分宛てに書いた手紙を受け取った。手紙の中で母は無罪を訴えていた・・・。

名探偵ポワロならきっと真実を見つけ出してくれるに違いない。そう願って再調査を依頼したいという。

エルキュール・ポワロは16年前のこの事件をよく覚えていた。

有名な画家が別荘で毒殺され妻が逮捕されていた。事件当日、別荘にはモデルの若い女性、被害者の弟、被害者の親友、妻の義理の妹、家庭教師と家政婦がいた。

マスコミは画家と妻と若いモデルの三角関係を取り沙汰し、別の容疑者が浮かぶことなく事件は「解決」した。

ポワロは乗り気ではなかった。16年前の忌まわしい事件を蒸し返してどんな結果が得られるのだろう?操作の結論がカーラの意に沿わぬ者だったら?

新しい証拠はひとつあった。母親が死ぬ直前に娘に宛てた手紙。16年前の捜査では存在がまったく知られなかった手紙。あるいは存在を握り潰されたのか?真実へ導く手がかりが手紙に隠されているのか?

母親は手紙の中で無実を訴えていたが、最後のことばがポワロの目を捉えた。

”All is well.” 「これでいいのです。」

ポワロが動き出す。

ポワロは事件に関わった全ての人物に会い事情を聞き出していく。とっくに「解決」したはずの事件を再調査していると聞いてあからさまにイヤな顔をする者もいた。

そして事件の意外な真相が明かされる・・・。

<感想>

16年前に父親が毒殺された事件で、母親が容疑者となり死刑の判決を下され1年後に獄死した。

モチーフはかなり暗い事件ですが、ポワロの得意の犯罪心理からのアプローチと徹底した事実の検証によって真実がついに表に現れ正義が輝くラストシーンが印象的でした。

信念に従って行動すれば、いつか必ず真実が日の目を見る、そう信じさせてくれる作品です。

Audibleで朗読するのは俳優のヒュー・フレイザー(Hugh Frazer)。デビッド・スーシェが主演したラマ「名探偵ポワロ」シリーズで、親友のヘイスティングス役を演じた俳優です。上品なクイーンズ・イングリッシュでとても聴きやすい朗読です。

<Izumiの体験>

一度読むとストーリーが頭に入りますよね。ここからが本当のスタートなのです。

一度目で頭に入るのはストーリーラインに沿った単語です。文章にはその最小限の単語のほかに、内容を強調したり、そのときはわからないけど後から意味が分かることが仕込んであります。

読むごとにストーリーラインの次に大切な部分が分かってきます。

これを以前は本だけで掘り下げていました。

今はAudibleという強い味方があります。Audibleではナレーターはテキスト通りに読んでいきます。同じ場面をAudibleだけでどれだけ理解しているか?分かっていない部分があれば、耳に入ってくるまで聞き取りを繰り返しましょう。

ことばを習うとき、最初はできるだけたくさんヒアリングするところから始まります。

子供のころことばをどうやって覚えましたか?

家の人や友達、学校の先生との会話、これらをストックしていってから自分でもしゃべれるようになったはずです。外国語を習うときもこれと同じ考えでいいのです。

最初にことばのストックを作るのは時間がかかりますが、どこまでがんばれたかで後からの成果、ノビが違ってきます。

Audibleだけでストーリーを追えるようになったらゴールです。

いかがでしたか?

今回は洋書とオーディオブックを併用した作品をご紹介しました。

Audibleの魅力については下記の記事をお読みください。

関連記事▷オーディオブックどれを選ぶ??

では次回をお楽しみに!A bientȏt!🖐🏻

和泉 涼

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