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Belgique

名探偵ポワロ『オリエント急行の殺人』 著/アガサ・クリスティ The Murder on the Orient Express by Agatha Christieオーディオブックと読む世界の名作

2021年1月18日 by Izumi Ryo

ベルギー出身の名探偵エルキュール・ポワロ(Hercule Poirot)シリーズ

あらすじ 

世界で一番贅沢な列車、オリエント急行。その列車がイスタンブールからパリへ向けて出発します。

乗客はアメリカ人の事業家、ロシアの伯爵夫人、結婚を繰り返す富裕なアメリカ人マダム、そしてベルギー出身の名探偵エルキュール・ポワロら。

ユーゴスラヴィアの山間部で雪崩が起き列車が脱線し進めなくなります。

そして朝になり、アメリカ人実業家のラチェットが個室で刺殺死体となって発見したされます。辺りは雪に覆われた山の中、外に逃げ道はありません。論理的に考えると、犯人は乗客のひとり。

捜査を始めたポワロは苦悩します。なぜ被害者の遺体に刺し傷が12個もあるのか?なぜ手がかりがいたずらに多いのか?

ポワロの灰色の細胞が弾き出した結論は?やがて世間を騒がせた事件とその陰で苦しんだ一家の苦悩が明らかになります。

誰が犯人かを突き止めるための操作は究極の疑問に当たります。人による正義が法による正義にとって代わるのが許されるのか・・・・。

テーマ

家族の愛

身代金を払ったにも関わらず誘拐された少女が殺された事件。残された家族は悲しみをどう乗り越えられるでしょう?

家族愛、母性愛という問題にミステリーの女王アガサ・クリスティが作家として、女性として母親として迫った作品。

法の正義と人の正義

少女を誘拐し殺害した男は正義の手を逃れ、何もなかったようにのうのうと生きている。この世に正義はないのでしょうか?

少女の誘拐殺人事件に巻き込まれた関係者が「人としての裁き」を下すという事件を偉大な探偵エルキュール・ポワロはどう「解決」するのか。そして「正義とは何か」の普遍のテーマに挑みます・・・。

モチーフ

オリエント急行

世界で最も贅沢でロマンチックなコースを走る列車、オリエント急行(L’Orient Express)。

1883年にフランスのCIWL国際寝台車会社が創設した、パリ・ウイーン・ベネシアをつなぐ高級寝台付き列車。1919年にはコンスタンティノープル(現イスタンブール)まで延長されました。

室内装飾、寝台、テーブルウェア、料理。

全てが最高の水準を誇るものばかりが揃い最高の乗り心地が約束される、世界一の寝台車。

翻訳

日本語版は「オリエント急行殺人事件」のタイトルで出版

翻訳:山本やよい(角川文庫)

 

オーディオブック

朗読:デービッド・スーシェ(俳優)

映画化 オリエント急行殺人事件(2018年公開)

制作:ケネス・ブラナー

プロデュース:リドリー・スコット、マイケル・ゴードン、サイモン・キンバーグ、ケネス・ブラナー、ジュディ・ホフランド、マイケル・シェイファー

監督:ケネス・ブラナー

脚本:マイケル・グリーン

音楽:パトリック・ドイル

配役:ケネス・ブラナー

   ジョニー・デップ 

   ミシェル・ファイファー 

   ジュディ・デンチ 

   ペネロペ・クルス

   デイジー・リドリー

配給:20世紀Fox

公開:2018年

まとめ

贅沢な汽車の旅といえばオリエント急行。イスタンブール発パリ行きの列車の客室で殺人が起きます。周囲は深い雪に覆われていて犯人に逃げ道はありません。可能性はただ一つ。犯人が乗客に紛れているのです。

密室殺人事件の最高峰といえる本作品では、列車のように狭い空間で15名余りの人間の前で犯人はどう動いたのか?どうやって隠れたのか?を解き明かすのが。アガサ・クリスティはこのテーマの極限に挑みました。

そして「法の裁きと人の裁き」をどう捉えるのか、法の盲点をつく犯罪などのテーマを盛り込んで、まさにミステリーの最高傑作を作り出しました。

小説だけでなく何度も何度もドラマ化、映画化された点もうなづけます。

この作品は原作の英語版も日本語版もフランス語版もあります。そしてもちろんオーディオブックも。ヒアリングと長文読解の訓練をしたい方に向いている作品です。ぜひお楽しみください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回をお楽しみに!!A bientôt!!

和泉 涼

Filed Under: ほか Autres 関連タグ:Agatha Christie, Belgique, Hercule Poirot, Murder on the Orient Express, オーディオブック, 映画, 紙書籍, 電子書籍

名探偵ポワロの作者『アガサ・クリスティ自伝』CD /Audibleアガサ・クリスティ自身の声で聴ける自伝

2021年1月15日 by Izumi Ryo

ベルギー出身の名探偵エルキュール・ポワロの作者

こんにちは、和泉 涼です。今日はAudible作品をご紹介します。

内 容

アガサ・クリスティは世界で最も愛されるミステリー作家。アガサ・クリスティの自伝は1960年台に執筆されました。アガサは世界で最も読まれている作家になったことには全く触れずに、プライベートな部分をクローズアップしています。特に19世紀後半の子ども時代、二つの結婚、二つの世界大戦、夫に同行した考古学の探検旅行などについてオープンに語っています。

2008年にアガサ・クリスティの孫であるマシュー・プリチャードは、アガサの自宅一般公開に向けて準備している最中、アガサが自伝を執筆した際にタイピストのために録音したテープが見つかりました。そのテープを編集してC Dができあがりました。こうして世界中のクリスティファンがアガサ自身が自ら語った人生のエピソードをアガサ自身の声で楽しむことができるのです。

ご購入方法

アマゾンのAudibleでご購入いただけます。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回をお楽しみに!! A bientôt!!

和泉 涼

Filed Under: ほかの作家たち 関連タグ:Agatha Christie, Audible, Belgique, CD, Hercule Poirot, オーディオブック

名探偵ポワロ『安いアパートの事件』著/アガサ・クリスティThe Adventure of the Cheap Flat, by Agatha Christie

2021年1月13日 by Izumi Ryo

あらすじ

若いロビンソン夫妻がロンドンの一等地のマンションを格安で借りた。

ベルギー出身の探偵ポワロはこの話を聞くと眉をひそめた。家賃が安すぎる・・。名探偵のプロのカンがイギリス国防省の機密漏洩を止めることにつながるとは、誰も知る由もなかった・・・。

感想

家賃が安すぎるマンション、謎のアメリカ人ジャズシンガーの計画、マフィアが糸を引く事件とエルキュール・ポワロでつくる軽快なタッチの推理小説。

ドラマ化

https://youtu.be/3chJxEtDMI4

翻訳

世界の30以上の言語に翻訳されています。 

電子書籍

紙の本を持ち歩くと表紙が折れたり、ページがよれたりと気がかりが絶えません。でも電子書籍なら端末1台あるいはスマホだけでいつでも、どこでも読めるので便利!

この度アガサ・クリスティの電子書籍シリーズがリニューアルされ、短編小説も1冊ずつ購入できるようになりました!ぜひお試しください。

電子書籍の記事はこちらへ 

ご購入

この作品を収録した電子書籍を下記からご購入いただけます。

リンク

まとめ 

この短編小説は私のお気に入りの一つ。短いお話の中に全てが詰まっていてスピード感がいい点がとても好きです。ぜひお試しください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回をお楽しみに!

和泉 涼

Filed Under: 読書 関連タグ:Agatha Christie, Belgique, Hercule Poiro

ベルギー・コミックの世界〜コミックから世界へ

2021年1月12日 by Izumi Ryo

Les Trésors de la BD belge

こんにちは、和泉 涼です。今回はマンガの話題をお届けます。

日本の漫画とベルギー・コミック

日本語の「マンガ」という単語は翻訳されることなく「Manga」のままで世界中で親しまれています。またスーパーマンやバットマンなどのヒーローを生んだアメリカのマンガは「アメコミ」として知られています。ベルギーやフランスのコミックは「ベーデー(BD)」とよばれていうます。これは Bande Dessinée(漫画の意味)の略。今回はそのベルギーのBDの世界をご紹介します。

2大週刊誌「タンタンの冒険(Les Aventures de Tintin」と「スピルー(Spirou)」

ベルギーコミックで一番古いものは19世紀後半にさかぼのります。

でも今の流れをくむのは、エルジェの「タンタンの冒険」から始まりました。タンタンの冒険が登場したのは地元新聞20世紀紙ですが、のち週刊誌ができました。

週刊タンタン(Le Journal de Tintin)

週刊スピルー(Spirou)

1930年代以降にはアメリカのコミックが多く流行りましたがヨーロッパの青少年向けの読み物(娯楽性と教育性のバランスなど)が読者とマッチしていないのでは?ということになりました。

そこで新たに週刊スピルー(Spirou)が創刊されます。こちらのメインキャラクターはスピルーとファンタジオの二人のレポーター。

こうして2つの週刊誌にはいろいろな作品が次々と登場。特に人気のあったものはのちに単行本になりました。その中から7作品セレクトしました。

有名なコミック7篇

1. タンタンの冒険(Les Aventures de Tintin、1929年)作/エルジェ(Hergé)

少年記者タンタン(Tintin)が愛犬のスノウイ(Milou)、友人のアドック船長(Le Capitaine Haddock)らと世界をまたにかけて活躍する物語。

1929年に地元新聞に掲載されて以来人気になりました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

2. スピルーとファンタジオの冒険(Spirou et Fantasio、1938年)作/

主人公はスピルーとファンタジオの二人のレポーター。赤いホテルベルボーイ姿のスピルーと青い上着姿のファンタジオ。二人がさまざまなギャング団や遠い国の独裁者やクレイジーな科学者を退治していく、というストーリー。ユーモラスな語り口と独特のSFファンタジーが特徴です。

3. ボブとボベットの冒険(Bob et Bobette、1945年)

元々はオランダ語の作品。オランダ語圏の新聞に1945年から1974年まで連載された。フランスでは週刊タンタンで連載されました。

作品はユーモラスな語り口・少し道徳的なエンディングが特徴です。題材は時事問題、オランダ語圏の文化や習慣、おとぎ話や神話からとっていることが多い。

4. ルキルックの冒険(Lucky Luke、1947年)作/モリス(Morris)

週刊スピルーのスピンオフ作品の一つ。英語読みすると「ラッキールーク」ですがずっとフランス語読みの「ルキルック」で親しまれてきました。

主人公のリュックはアメリカ西部の「影より素早い早撃ちの名人」。流浪のカーボーイで愛馬ジョリー・ジャンパーと愛犬ランタンプランを従え、悪者ダルトンズらと対決して西部の平和を保つ、というのが主なストーリー。ユーモラスな語り口とアメリカ西部劇のパロディで有名。

5. スマーフ(Les Schtroumpfs、1948年)作/ペヨー(Peyo)

日本名「スマーフ」はオランダ語版の訳で、現代は「シュトルンフ」とちょっと発音が複雑な名前。漫画家Peyoの作品で、1992年に亡くなるまではずっとPeyoが描き続けた。

スマーフは大きな森の秘密の場所にある村に住んでいるとされる、キノコの妖精のようなキャラクター。ブルーのボディに白い帽子と白いズボン姿の愛くるしい容姿が世界中で愛されています。

賢者の石を作るためにスマーフを捕まえようとする悪の魔法使いギャルギャメルと猫のアズラエルの悪巧みを暴き懲らしめるのが主なストーリーライン。

興行成績もめざましくて、コミック本やアニメだけでなくフィギュアをはじめとするグッズ販売も目まぐるしい。これまでにコミック本2,500万冊、フィギュア3億点、レコード・CDが4千万枚、DVDも8百万枚にのぼるとされています。

映画化 ” The Smurfs,the Lost Village “

Official Trailer ↓

ストーリー

ある日スマーフたちが古い地図を見つけます。秘密の村へ行ける地図です。勇気を奮い起こして旅立つスマーフたちですが、途中で宿敵ガーガメルに出くわしてしまう・・・。

キャスト

マンディ・パティンキン = チーフ・スマーフ役

デミ・ロバート = スマーフェット役

ジュリア・ロバーツ = セコイア・スマーフ役

ミシェール・ロドリゲス = テンペスト・スマーフ役

ほか

スタッフ

監 督:ケリー・アズベリー

脚 本:ステイシー・ハーマン

    パメラ・リボン

    トロイ・クエーン

原 作:ペヨー

音 楽:クリストファ・レナーツ

製 作:ソニー・ピクチャーズ・アニメーション

映画データ

原 題:The Smurfs the Lost Village

公 開:2017年

制作国:アメリカ

配 給:コロンビア・ピクチャーズ

上映時間:90分

6. ブールとビル(Boule et Bill、1949年)作/

ジャン・ロバ(Jean Roba)

主人公はブール少年と愛犬のビル。赤毛の少年と赤毛のコッカースパニエルの友情と、二人がパパとママと亀のカロリーヌも巻き込んで起こす愉快な騒動を綴るユーモラスな作品。

たびたびアニメ化され、2013年にフランスで映画化されました。

7. ヨーコ・ツノの冒険(Yoko Tsuno、1970年)作/ロジェ・ルルー(Roger Leloup)

はじめての女主人公が登場するコミック。主人公のツノ・ヨーコは日本育ちの女性電気工学士で電気工学しにしてヘリコプターの操縦もお手のもので、地球で宇宙で時には時空を超えて活躍します。

8. ナタシャ(Natasha、1970年)

主人公はナターシャという、キレものでセクシーなスチューワデス。相棒は同じ航空会社のパーサー。フライト先で事件に巻き込まれる設定になっている。

関連記事へ ↓

最後に

ベルギー・コミックは昔から世界中で愛されている名作がたくさんありますが、時代は第2次世界大戦前から今日までずっと衰えずにきている点に感心しました。

いかがでしたか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回をお楽しみに! A bientôt!

和泉 涼

Filed Under: 読書 関連タグ:Bande Dessinee, Belgique, bob et Bobette, Boule et Bill, Les Schtroumfs, Lucky Luke, Natacha, Spirou, Tintin, Yoko Tsuno

ベルギー・コミック「タンタンの冒険」ユニコーン号から映画へ 

2021年1月11日 by Izumi Ryo

Les Trésors de la BD Belge

こんにちは。和泉涼です。今回は私が生まれ育ったベルギーのコミックをご紹介します。「タンタンの冒険 謎のユニコーン号」です。

ストーリー

タンタンが骨董市で美しい三帆船(さんはんせん)の模型を買おうとしいた。すると横から割り込んできた男が「代金の3倍払うから譲って欲しい」と申し出る。タンタンは譲らない。その後もタンタンから模型を買いたいと申し出る謎の人物が次々に現れる。

偶然やって来たハドック船長も買ったばかりの模型を見ると顔色を変える。驚きのあまりことばを失った船長はタンタンを自宅に連れて行くと壁にかかっている肖像画を見せた。

肖像画にはハドック船長の先祖の騎士フランソワ・ド・ハドック船長と愛船ユニコーン号が描かれていた。しかもユニコーン号はタンタンが買った三帆船の模型にそっくりだった。ハドック船長はハドック家で語り継がれてきたフランソワ騎士の冒険を語りはじめる・・・。

テーマ

骨董市

ブリュッセルといえば骨董商、骨董市。日曜日には週ごとに普通の食料品の市場、鶏からカナリアまでのあらゆる鳥が集められる鳥の市場、花の市場が交代で立ちますが、忘れてはならないのが骨董市。

ちょっとしたお小遣いで変えるものから、隠れたお宝などがずらっと並びます。目的はいかに賢い買い物ができるか。いかにして値打ち物を見抜けるか。品物の価値を見極めるのを楽しむものです。

作品の中でこんな骨董市でタンタンはみごと目もくらむような宝物へ導く模型を買う、というオープニングにワクワクします。

モチーフ

ルイ14世時代の桁違いな宝もの

ルイ14世といえば、ベルサイユ宮殿を創った王。アメリカのルイジアナもこの時代にできたフランス領。国王類14世が太陽王として君臨した時代です。この時代の宝物、どの時代の宝物にも勝る宝物が作中に登場します。

タンタンが買った模型はこの宝物へ導く手がかりだった、という粋な仕掛けが22作あるタンタンの冒険の中でも、魅力的な作品に仕上げています。 

作品

1947年に出版されて以来世界中で愛読されているベルギーのコミック。

主人公は少年記者のタンタン(Tintin)と愛犬のスノウイ(Milou)。

友人のハドック船長(Le capitaine Haddock)、双子の刑事デュポンとデュポン(Dupont et Dupond)、発明家のヒマワリ博士たちといっしょに難事件を解決する冒険もの。 

作者 エルジェ(Hergé)

本名ジョルジュ・レミ。1907年にブリュッセルのエッテルベーク区に生まれる。第1次世界大戦が勃発した頃から絵を描き始めたエルジェは当時戦後にドイツ兵をやっつける兵隊の絵を描いて周囲を驚かせた。

幼い頃からボーイスカウトに入っていて、最初はボーイスカウトの機関紙の挿絵を描いた。その後イニシャルのRとG(フランス語で読むと「エールジェ」)とってエルジェ(Hergé) のペンネームを使い始める。

学業を終えると新聞社「20世紀」に就職。子ども向けの新聞「20世紀ジュニア」に1929年に『タンタンの冒険 タンタンのコンゴ冒険』をモノクロで発表。カラーになったのは後になってから。アメコミ(アメリカのコミック)のように吹き出しで台詞を書くスタイルをとっており、後に「ヨーロッパのコミックの父」とよばれた。

1930年台にタンタンのソビエト連邦での冒険のコミックを出した後にアメリカを題材にした『タンタンアメリカへ(Tintin en Amérique』を発表する。

その後中国人の留学生のチャンと知り合ったことでスタイルが変わり、作品の下準備の取材を綿密に行って『中国の蓮(Le Lotus Bleu)』を発表。この作品では日満洲鉄道爆破事件などの史実が始めた登場した。

その後エルジェはベルギー最大の新聞社ル・ソワール(LE SOIR)紙に移籍するが当時はドイツ軍の占領下にありナチスがル・ソワール紙を掌握していた。そのため戦後に親独疑惑(戦争中にナチスに協力したのではという疑い)が浮上したが元レジスタンスのメンバーだった編集長のおかげで疑惑は晴らされた。

1946年には同じ編集長が機関紙「タンタンの冒険」を創刊しタンタンの冒険は大きな成功を収めました。「タンタンの冒険」は全22巻発表されました。

翻訳

ヨーロッパはもちろん、日本、中国、アメリカなど、100カ国以上で翻訳されて親しまれています。ほんの一部ですが、中国、ロシア、チベットなどで出版されたコミックの表紙を集めてみました ↓ 

映画化

The Adventures of Tintin

キャスト

ジェイミー・ベル=タンタン役

アンディ・サーキス = ハドック船長役

ダニエル・クレイグ = サカリン/レッド・ラカム役

サイモン・ペグ = デュポン役

ほか

スタッフ

監 督:スティーヴン・スピルバーグ

    ペーター・ジャクソン

脚 本:スティーヴェン・モファット

    エドガー・ライト

    ジョー・コーニッシュ

原 作:エルジェ

音 楽:ジョン・ウィリアムス

製 作:Amblin Entertainment

映画データ

原 題:The Adventures of Tintin

公 開:2011年

制作国:アメリカ

配 給:クレストインターナショナル=ヘキサゴン・ピクチャーズ

上映時間:107分

まとめ

フランス語のコミックに有名なキャラクターはいくつもありますが、一番有名なTintinはベルギーのキャラクター。エルジェが生んだキャラクターたちは世界 中で愛され、遠く離れた日本でもとてもポピュラーです。

Tintinが作られたのは今から100年前。少年記者という言葉も今はありません。当時はネットも携帯もSNSもない時代。もうとっくになくなった時代ですが、正義、友情、善悪など私たちに訴えかけている価値観は今も健在。

インターネットの普及やグローバリゼーションで得たものは大きいですが、同時に失ったものや見失っているものもまた大きいといわれます。価値観が目まぐるしく変わる今こそ、家族で一緒に読んだりする機会を持ってはいかがでしょう。

時には「昔は当たり前だった」価値観を思い出してみるのもいいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回をお楽しみに! A bientot!

和泉 涼

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Filed Under: 映画, 読書 関連タグ:Belgique, le secret de la licorne

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