La Fête des Rois

フランス語圏の1月のお祭りといえばこの「王様のお祭り」ですが王様とは誰のことで、どういうお祭りでしょうか?

お祝いのかたち

「ガレット・デ・ロワ」(la Galette des Rois) と呼ばれる、フランスの伝統的なお菓子をいただきます。

この王様はキリストの誕生の祝福に遠くからやってきた「賢者の王様」のこと。

ケーキの中にはフェーヴ(la fève)とよばれる陶器の人形などが入っていて、フェーヴが当たった人が「その日の王様」ということになり王冠をもらいます。

由来

今はカトリックにちなんだお祭りとされていますが、期限は実はキリスト教以前にあります。

古代ローマ時代には「光の祭典」とされていました。

12月22日の冬至から少しずつ日が長くなります。全ての源である「光」の復活を祝う風習がありました。理由は光が命、農業では作物の源と、見られていたためです。

「クリスマスツリーはどこから来た?」の記事で、ヨーロッパではもともと冬至の前後に飾る風習があったお話をしました。詳しくはこちらへ

古代ローマでは奴隷制度がありました。この日だけ奴隷にフェーヴが当たれば主人と入れ替わることが許されました。

12月21日の当時以降日が少しずつ長くなり、1月の第1週に入るといよいよ実感できるようになります。そのことを受けて、「光の復活」を祝う風習が生まれたとされていて、クリスマスから2週間後の日曜日と定められています。

キリスト教ではこの日に祝うのは光の復活もさることならが救世主の到来と各国の賢者からの贈り物を受けとった祝いの意味があります。

王冠の由来は、キリスト誕生を祝福するために駆けつけた賢者のことを「Les Rois Mages(レ・ロワ・マージュ)よんでいます。意味は「賢者の王様」のこと。

文化圏

ベルギー、フランスを含むカトリック圏のお祭りです。

お菓子

フランス・ベルギーの伝統的なお菓子です。

パイ生地にアーモンドベースのペーストを引いてオーブンで焼き上げたものです。アーモンドペーストを高温で役と独特の風味があります。

見た目はデコレーションケーキやフルーツタルトの華やぎはありませんが、味がしっとりとコクがあって、どっしりしたおいしさが楽しめます。

このガレット・デ・ロワのお菓子が黄金色をしているのも「光の祭典」の考え方からくるもので中に「フェーヴ」と呼ばれる陶器の人形を入れて、当たった人がその人の王様になって王冠をもらうことができます。

このケーキを切るときは「人数+1」にするのがお約束。もしも困っている人がいたらその人に分けてあげるためだとされています。

最後に

子どものころ、ちょうど寒さが一段と厳しくなる頃にずっしりとしたおいしさのケーキをいただくのが楽しみでした。そして「ガレット・デ・ロワ」でパン屋さんのウインドーがいっぱい飾られると、店内が金色に輝いているのを眺めたものでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回をお楽しみに!A bientôt!

和泉 涼

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