【独占取材】現代アートの詩人 ル・ソナール(Le sonneur)
こんにちは、和泉 涼です。今回の記事は近代アートとラブストーリーが大好きなあなたにお贈りします!!
パリで活躍するアーティスト、ル・ソナールさんに直接お話を伺いました。ル・ソナールさんはパリを拠点に活躍するフランスのアーティストで、今話題になっている2大プロジェクトと活動内容についてご紹介いただきました。
”Et Mon Coeur se Serra"小説家アントワーヌ・ローランと共同執筆
みなさん!『赤いモレスキンの女』を知っていますか? そう、あの『ミッテランの帽子』のアントワーヌ・ローランさんの(邦訳の)新作です。
そのアントワーヌ・ローランさんとル・ソナールさんが小説を共同執筆しました。タイトルは ”Et Mon Cœur se Serra" 『心が泣いた』(未邦訳)フラマリオン社(Flammarion)からの出版です。
ル・ソナールさんのイラスト119点にアントワーヌ・ローランさんが28本の文章をつけた小説。愛をめぐる喜び・悲しみ・孤独や希望がテーマです。
イラスト入りの小説ではない、イラストと文字のフュージョンが生み出した新しいジャンルの物語。フランスで早くも大人気。
レビュー記事「Et Mon Coeur se Serra par Antoine Laurain&Le Sonneur ・・・」はこちら。
”SHINING SHADOWS" 新作個展 4/15まで東京で開催
2021年、ル・ソナールさんは日本で個展を開催中です。2017年(3回)、2018年(1回)に続き5回目の開催です。
会場はこちら▷ 六本木のシャンパン・バーShu! 住所は東京都港区3-8-23。
ル・ソナールの活動〜オススメする5つのプロジェクト
1. 赤い呼び鈴
ル・ソナールさんの活動はストリートで始動しました。
パリの街なかの建物に赤い呼び鈴を貼り付けたり、ブザーのコードを「ハッキング」したり。ロマンチックな「MY LOVE」からちょっとエグい「SHAKE ME」まで、場所に合わせてさまざま。
いつもの街角にステキなオーラを添えます。
ルーブル博物館の前のガラスのピラミッドのように「特別な空間」を創り出すことは可能なこと。
これまで「いつもの街角に特別な雰囲気を出す」発想を実践した人がいたでしょうか。発想はとてもユニークでダイナミックな発想が大好きです。
赤いブザーが付くだけでその建物に「誰かのMY LOVE」、「僕だけのMON ANGE(天使)」と分かるようになる。日常の非日常化、の見事な例です。
2. ラブレター
ル・ソナールがドアにはさむ手紙。それは心待ちにしているメッセージかも知れません。
愛の都パリ。でも「都会の孤独」の暗い一面も持っています。誰かが「君を思っているよ」というメッセージをドアに挟んでくれたら、胸が高鳴りませんか?都会的でありながら暖かみも感じる発想です。
3. ホテルのサイン
ホテルのおなじみの「静かにしてください」のサインもル・ソナールさんの手にかかると「LOVE ME」や「ROCK ME」に大変身。大都会に住む人の心の叫びかも知れません。
白雪姫のパリ版?ホテルの一室で眠っている「姫」が待っているのは愛する人?心を揺さぶってくれる人?都会的でスリリングな発想がステキなサインシリーズ。
4. カギ穴
カギ穴から見える秘密の場面やプライベートな瞬間。影絵のような赤・白・黒の3色のイラストに。
昔のカギ穴は覗くと部屋の中が見えたりしましたよね。見えるのは何気ない生活の一コマかも知れません。あるいは秘密のワンシーンかも。
スリルのある発想に心惹かれます。
5. シャンパン・ラングレ(Champagne Langlet)とコラボレーション
2019年にシャンパン・メーカーシャンパーニュ・ラングレー(Champagne Langlet)とコラボ・ボトルを限定600本製作しました(期間限定)。
Netflix ドラマ「Emily in Paris」でも話題のシャンパン。飲むシャンパンと浴びるシャンパンという大胆な発想に視聴者がクギづけでした。
こんなおしゃれなボトルなら飲み終わった後もアートとして十分に魅力的ですね。
そのほかプロジェクト
プロジェクトはたくさんあります。詳しくは公式ブログへ
以前の記事:ル・ソナールさんのプロフィール
ル・ソナールさんの活躍のチェックはこちらへ↓
公式ブログ:Le Sonneur
Instagram:LE SONNEUR
最後に
赤・黒・白の色合いが日本の色にマッチするル・ソナールさんは黒い線で輪郭をとったかと思いきや、赤や黒で塗り残して輪郭を取ったりする手法が個性的なアーティスト。これからもぜひ活動を追いかけたいアーティストさんです。そしてできればぜひ九州でも展示会を開いていただきたい方ですね。
お礼 ル・ソナールさんこの記事の執筆にメールでご協力いただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
いかがでしたか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次回をお楽しみに。A bientôt!!
和泉 涼
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