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名探偵ポワロ『杉の棺』 著/アガサ・クリスティ “Sad Cypres” by Agatha Christie

2020年12月31日 by Izumi Ryo

目 次
  1. あらすじ
    • モチーフ
  2. 感想 
  3. オーディブルとの連携
    • リスニングのコツ
  4. まとめ

あらすじ

エレノア・カーライルはいとこで幼なじみのロディと婚約した。ある日病気の叔母を見舞いに屋敷を訪ねたるとそこには幼なじみのメアリの姿があった。メアリは庭師の娘で幼いころ仲良くしたものだった。数年ぶりに再会したメアリは美しい娘になっていた。ロディはメアリの美しさの虜になり婚約を解消する。

同じ日の夜に叔母が亡くなった。独身の叔母に子どもがおらず遺言書もない。エレノアが膨大な財産を相続した。

屋敷を売却することに決めたエレノアは使用人に暇を出し、自ら荷物の屋敷の整理を始めた。メアリも両親の家の片付けに来ていた。

叔母を看取った看護師のひとりホプキンスも手伝いに来てくれた。昼食に3人はエレノアが手作りしたサンドイッチを食べた。ホプキンス看護師が紅茶を入れ、エレノア以外の2人が飲んだ。

数時間後にメアリーが図書室で息絶えているのが見つかった。

容疑者はエレノア以外にいなかった。殺人の動機、方法、機会が揃っていたエレノアの死刑が確定した。

ポワロが動き出す。

サンドイッチを食べたのはエレノア、ホプキンス看護師とメアリの3人。

紅茶を飲んだのはホプキンス看護師とメアリの二人だけ。

館の女主人の悲しい過去、薔薇のとげの刺し傷・・・

一見関連がなさそうに見えた手がかりが点々と事実へ導いていく・・・。

モチーフ

『杉の棺』ウィリアム・シェイクスピア

Come away, come away, death;

And in sad cypress let me be laid;

Fly away, fly away, breath;

I am slain by a fair cruel maid.

My shroud of white, stuck all with yew

O prepare it,

My part of death no one so true,

Did share it.

William Shakespeare








くるがいい、くるがいい、死よ。
この身を杉の柩に横たえよ。
去るがいい、去るがいい、息よ。
美しいむごい娘に殺されて。
中略
花一つ、花一つさえ、
この身をおさめた柩にそなえるな。
友一人、友一人さえ、
悲しみの野辺の送りに従うな。
人知れぬ山奥の地に、この身を
埋めておくれ。
墓を見てまことの愛に泣くものを避けるために。
シェイクスピア全集 十二夜
小田島雄志:訳 白水社より








感想 

動かぬ証拠が揃いすぎているといっても過言ではない殺人。裕福な叔母から莫大な遺産を継いだかりのエリノアが問われているのは恋敵メアリー殺し。ポワロがいなければ死刑になったのは確実といえるでしょう。

シャーロック・ホームズが現場に残された

オーディブルとの連携

朗読は俳優のデイビッド・スーシェ。

30年近くエルキュール・ポワロの役を演じた俳優です。

デイビッド・スーシェの名前をローマ字で書くとDavid Suchetなのでフランス人と間違われるとご自身も語ったことがありますが、スーシェ自身はイギリス人なので外国語の訛りは全くありません。

ポワロを演じる際の訛りは主人公がベルギー人という役所に合わせた演出で、普段は美しいクイーンズ・イングリッシュです。

その美しい発音とドラマの主役を30年務めたキャリアで格段の迫力を醸し出しています。

リスニングのコツ

一度読んでストーリーが分かったところがリスニングを掘り下げる作業のはじまりです。

2度目のリスニングでストーリーラインを囲む詳細が耳に飛び込んできます。

3度目のリーディングで全ての単語がどう作用しているのか、はっきりと分かってきます。

完璧に固まった容疑を一歩一歩崩していくポワロの推理を楽しみながら、しっかりリスニングの練習ができる1冊です。

まとめ

最後までお読み位いただき、ありがとうございました。次回をお楽しみに!

A bientot!

和泉 涼

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